優良工事店ネットワーク|水まわり通ブログ

優良工事店ネットワークの建築士まつおくんが水まわりのリフォームに関わるお得な情報を更新しています。

不動産情報に「リフォーム済」と書いてあるけど本当に大丈夫?

優良工事店ネットワークのまつおくんです。

ふと不動産の情報誌を眺めていると「まるで新築同様の仕上り!」「リフォーム済」と書いてある中古物件を発見!早速下見に行くと綺麗になった内装や水まわりが気に入り、立地条件も申し分ないので即決!

と言いたいところですが、この「リフォーム済」が要注意。不動産の担当者に必ず聞かなければならないことがあります。


それは「どこまでリフォームしているか?」ということです。

床や壁紙、水まわりなど「見える部分」がキレイになっているからといって下地や水道配管など「見えない部分」をどこまでリフォームしているのか?確認が必要です。

購入当初は問題なかったが、しばらくすると床が「ギシギシ」と床鳴りし始めた、雨漏りがする、水道管から水漏れするなどトラブルが発生することも。

「見える部分」のリフォームは比較的安価に工事可能ですが、「見えない部分」の工事は手間がかかるため修繕費が高くなり、想定外のメンテナンス費用がかかることも考えられます。

不動産の担当者に必ず確認しなければならないことは
・物件の築年数
新築後、何年経過しているか?
・建物の図面はあるか?
戸建住宅であれば「確認申請書」があるはずです。
・リフォーム履歴と工事内容
不動産業者が入居前にリフォームしていることがあります。不動産業者がどこまでリフォームしているか見積明細を確認しましょう。また、これまでにリフォームした履歴と工事内容を調べましょう。以前の持ち主が見積書など保管している場合は控えをコピーしてもらいましょう。

しかし、図面や見積書、建物の状態を見ても専門的な知識がなければ、欠陥住宅ではないか」「あと何年くらいもつのか」などわからないと思います。

ホームインスペクション(住宅診断)の制度はご存知でしょうか?住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う第三者による診断が可能です。

費用はホームインスペクターの所属する会社によって異なりますが、目視による一次診断の場合5~6万円前後が一般的なようです。詳細診断の場合、10万円以上になることもあります。

これから末永く住む大切な我が家です。専門的な立場で診断してもらいたいがホームインスペクションの診断費用を考えると、二の足を踏んでしまうこともあると思います。
知り合いに信頼できる建築知識の豊富な方がいれば相談し、点検してもらうことが可能でしょう。知り合いに信頼できる方がいない場合は自分で探さなければなりません。

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