昭和に建てられた戸建て住宅は、タイル張りのお風呂、在来工法で作られたいわゆる在来浴室が主流でした。最近は、水漏れしにくく、お手入れが簡単なユニットバスへ取り替えされる方が増えています。このページでは、タイル張りの在来浴室から、ユニットバスへリフォーム完成までの流れや工程を詳しく解説します。
浴室解体前の準備
新しいユニットバスを入れるには、既存の浴室を解体しなければなりません。タイルや浴槽を壊すとタイルの破片や細かなホコリが飛び散ります。浴室解体前の準備として、洗面脱衣室や廊下が汚れたり、キズが入らないように養生(ようじょう)と呼ばれるカバーをします。廊下や床には養生シートやボードなどを敷き詰め、壁や家具にはマスカーと呼ばれるビニールシートなどで覆います。養生作業は1時間程度掛かります。
在来浴室を解体
養生を済ませたら、浴室の解体を始めます。解体をスムーズに進めるために、水道職人が水道管を一時的に止めてシャワー水栓金具を外し、プラグ止めと呼ばれる止水工事をしてお風呂以外の水道が使える状態に復旧させます。電気職人が照明器具や換気扇、給湯器のリモコンを外していきます。続いて浴槽を解体し、壁タイル、天井材を外し、床のタイルをはつる作業を行います。洗い場や浴槽の下に、排水管が見えてきたら、ゴミが入らないようにフタをします。解体工事は、6時間程度必要です。
在来浴室からユニットバスへリフォームするときに、一番大きな音が出るタイミングが解体工事です。ハンドブレーカと呼ばれる工具を使うため、家が振動するため、初めて騒音と振動を体感された方がビックリされるかもしれません。音が気になる方は、一時的に外出されることをオススメします。
新しいユニットバスが設置できるか確認調査
ある程度浴室の解体を終えたら、ユニットバスが設置できるか(おさまるか?)?ユニットバスの組立担当者にチェックしてもらいます。床下をどこまで掘るか?土間コンクリートの打設高さや、給水や給湯、排水管の接続位置、ユニットバスを組み立てるための有効寸法など、問題ないか?調べてもらいます。別名、墨出しとも呼ばれています。
給排水工事、電気配線、空調工事
ユニットバス組立担当者の指示された位置に水道職人が排水管や給水管、給湯管を移動させます。給湯器が追い焚き付きの場合は、追い焚き配管も移動させます。電気職人は、スイッチや換気扇の配線の移動、先行して空ダクトも設置することもあります。これらの工事で一日目が終了します。解体工事に時間が掛かった場合は、翌日に配管移設工事を行います。
土間コンクリート打設工事
工事二日目の朝から、左官職人がユニットバスを据える場所に土間基礎工事、コンクリート打設工事を行います。コンクリートが乾くまでに1日~2日(養生期間)必要です。
ユニットバス組立工事
4日目の朝から、ユニットバスの組立工事を行います。朝一番にユニットバスの材料が運び込まれます。組立職人が施工マニュアルを参考にユニットバスを組み上げていきます。ユニットバスは、防水パンと呼ばれる床部分と壁パネル、天井材で構成されています。防水パンを設置後、水道職人がユニットバスと家の排水管を接続します。壁パネルを支える部材を固定し、壁パネルを入れて天井材を載せます。浴室に窓がある場合は、事前に壁パネルに穴を開け、窓枠の部材を取り付けます。
その後、ユニットバスの照明器具やカウンター、鏡などを壁パネルに取り付けます。手摺や給湯器のリモコンをユニットバスに取り付ける場合は、お客様と相談しながら、位置決めを行います。最後に床と壁、浴槽まわりにコーキング材を充填して組立完了です。水やお湯、排水に水漏れが無いか?チェックも行います。一般的な0.75坪(1216)1坪サイズ(1616)のユニットバスであれば、1日で組み立て工事が完了します。
ユニットバスの組み立てが完了しても、すぐにユニットバスを使うことはできません。コーキングが乾いていませんし、浴室の入口まわりの壁が出来上がっていないからです。翌日以降の工事に備え、ユニットバスの中もホコリや傷が入らないように養生をしておきます。
ユニットバス入口ドアまわり工事
5日目の朝からユニットバスの入口ドアまわりを仕上げるために、大工職人に壁や枠材の取り付けを行います。
スイッチやコンセントをどこに取り付けるか?高さや位置を確認しながら壁ボード材を張っていきます。大工職人の工事は4~5時間で終わるので、午後から内装職人が壁クロスを貼ります。洗面脱衣室の床や天井を扱っていれば、仕上げます。最後に、電気職人が換気扇や照明のスイッチ、コンセントを取り付け配線、空調ダクトをつなげたら完了です。ユニットバスの中、廊下などをカバーしていた養生材を撤去し、リフォームで出たホコリやゴミをきれいに掃除します。
取扱説明と引渡し
新しく設置したユニットバスに傷が入っていないか?チェックしながら、シャワー水栓金具、照明や換気扇、給湯器が正常に作動するか?試運転して問題がないか確認します。その後、ユニットバスのお手入れの仕方など、取り扱い方法の説明を行います。見積り、契約の通りにリフォームが完了していたら引渡しです。
以上が在来浴室から、ユニットバスへリフォームするまでの流れや細かな工程になります。在来浴室からユニットバスへ交換するには、工事期間は養生期間含め、約1週間(5日~7日)必要です。
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